当院の院長の院長は、矯正装置をつけて治療する期間を約2年間で終了できるように治療のタイミングや矯正方法を独自に工夫しております。
すきっ歯になる原因について
すきっ歯になる原因としては、顎(アゴ)の大きさに対して歯が小さい、舌癖(ぜつへき)などが原因と考えられます。
治療のタイミング
すきっ歯は、永久歯が生えそろってからでも、歯を動かすスペースががあるので、抜歯になるケースはほとんどありません。ただ、すきっ歯のままでいると、幼児っぽいといわれたり、顔全体のイメージを悪くします。また、発音も空気が漏れる事によって不明瞭になりがちです(舌足らず)。
放置しておくとどうなる?
すきっ歯を放置しておくと、子供っぽく見られるなどの見た目の問題があったり、発音問題(舌足らず)になり、きれいな発音ができません。また、前歯で切ったり、奥歯ですりつぶしたりする機能が不十分だと、繊維野菜やお肉などの食べ物が口の中に残ってしまい、それを水で飲み込んでしまいます。その結果、胃腸への負担が継続し、健康への障害の原因となります。
症例の紹介
すきっ歯 非抜歯ケース 16才女性
- 主訴
- 前歯の隙間が気になる
- 診断名
-
- 上顎前歯萌出過程での前歯萌出方向等に起因する正中離開の症例
- 治療開始日
- 2011.11.12
- 治療終了日
- 2013.11.6(動的治療期間)
- 矯正装置
- 0.018”スロットスタンダードエッジワイズブラケット
- 0.014”ステンレスラウンドワイヤー、0.014”X0.014”エッジワイズワイヤー、上顎大臼歯間固定装置
- 抜歯部位
- なし
- 治療期間
- 2年0ヶ月
- 装置料
- 50万円(装置50万)
- 月決処置料
- 3,000円×25回(装置費用を一括支払)
- リテーナー
- 46,000円
【リスク・副作用】
※本症例では、以下に列記しておりますリスクと副作用は①以外はあ
①矯正治療開始当初の不快感や痛み
②個人差によって予定した治療期間が長くなることがあります。
③治療協力度等により、治療期間が長くなることがあります。
④歯ブラシがやり難いことにより、虫歯や歯周病の原因になることがあります。
⑤稀に、歯の根っこが短くなったり、歯ぐきがやせてしまうことがあります。
⑥稀に、歯と骨が癒着していて、一部の歯が動かないことがあります。
⑦稀に、歯を移動させることで歯の神経が失活してしまうことがあります。
⑧治療中に金属アレルギー症状が出ることがあります。
⑨稀に、治療中に顎関節症の症状が出ることがあります。
⑩治療途中に、以前に治した歯の形態修正をすることがあります。
⑪稀に、矯正装置を外すときにエナメル質に微細な亀裂が生じることがあります。
⑫動的治療後、保定装置の不十分な使用で、歯が後戻りすることがあります。
⑬治療後に、成長発育、親知らずなどの影響で後戻りを起こし、再治療が必要になることが、稀にあります。
治療の説明
この症例は、前歯にスキ間があり、笑ったりすると見えてしまうので思いっきり笑えないという主訴で治療を開始した症例です。治療終了後は、人前で思いっきり笑えるようになり、食べ物も前歯で切ったりすることがやり易くなったと感想があった症例です。
※すきっ歯症例は、歯と歯の隙間を利用して治療するので非抜歯で行える症例が多いです。